この国は長くは持たない?…




 ひたすら日本の再生に取り組んでいる、鎌倉市議の伊藤玲子氏から、 「神奈川の教育の実態を知ってください」 とパンフレットを渡されて驚いた。

  「皆さん知っていますか?あっ!と驚く卒業式の実態」 と書かれたパンフレットの中身には開いた口がふさがらなかったが、その昔横浜に住んでいて、神奈川県独特の 「アチーブメント方式」 なる異様な教育の実態を知っていたので、まだ日教組の支配から抜け出していないのか、と嘆息した。
 「神奈川県立学校の先生132名( 第1次107名、第2次25名 )が、県を相手取って裁判を起こしました。 『国旗・国家に対する忠誠義務不存在確認請求事件』 という、なんとも長たらしい件名ですが、要するに卒業式などで国旗に向かって起立して国歌を斉唱するのはいやだという裁判です。 彼等はこれを 『心の自由裁判』 と称していますが、国民の良識から遊離し、世界中が驚く非常識の極地、まさにギネスブックものです とあり、( 1 )不起立は国旗・国歌の冒涜、学ぶ権利の侵害。 ( 2 )教育に対する不当な支配?。 ( 3 )子供をダシに。 ( 4 )親方日の丸なのに日の丸嫌い。 ( 5 )行政権の侵害、だと伊藤女史は主張するのだが、同感である。

 「裁判に訴えた先生達は、教育委員会からの指導に対し 『指導に名を借りた圧迫・干渉』 『外部圧力による画一的強制』 『処分を背景にした圧力』 などと、いかにも被害者である事を強調しています。 それでは卒業式の実態はどのようなものでしょうか。 卒業式に参加した保護者の方などへのアンケートの結果が、その実態を物語っています」 として、8つの実例が書いてあるのだが、私はそれを読んで開いた口が塞がらなかったのである。 いくつか上げておこう。

事例1国歌斉唱時に卒業生1名と教職員数名しか起立せず、会場から 「座れ!」 「歌うな!」 などという罵声が飛んだ。
事例2卒業証書の授与で名前を呼ばれると 「はい」 と返事をしないで、 「オー!」 「キャー」 「ひえー」 などと奇声を発してパフォーマンス。 学習指導要領が定める厳粛で清新な卒業式の片鱗もない。
事例3 「国歌斉唱については、個人の思想・信条の自由を含めて生徒に指導しています」 「歌える方は御唱和下さい」 というような司会がなされた。 歌わなくても良いと言っているようなものだ。
事例4卒業式の前にクラスの担任が 「先生は公務員だから起立して斉唱しなければならないが、君たちには歌わない自由がある」 と暗に歌わないようにそそのかした。 生徒をダシに使うとはこの事だ。
事例5卒業証書授与の際、担任の先生が卒業生の名前を二人も呼びもらし、会場の生徒からブーイングを受けた。 その挙句に 「他に漏れている人はいませんか」 とは聞いて呆れる。

 北朝鮮の拉致を巡っては、検察も外務省も大きく動き出した。 今までの 『不作為の罪』 を反省しているように見える。
  「栃木のリンチ殺人事件」 では、警察の捜査怠慢だとして、地裁が県などに賠償命令を出した。 しかし、殺された須藤正和さん( 当時18才 )と、その後心労が祟って亡くなったお母さんの命は戻らない。
 賠償金の1億1300万円は、栃木県民の税金から支払われるのであろう。 冗談じゃない、関係職員が全財産を放棄して償うべきであろう。
 ここでもほのかながら 「裁判官の正義感」 が取り戻されつつあるように見える。

 しかし、教育という、子供達の一生を左右する現場では、こんな異常な事が平気で続けられているのである。
 そんなに日の丸と君が代が嫌いならば、外国に行けば良いではないか。 “幸い”近隣アジア諸国は、日の丸、君が代が大嫌いで焼き捨てるのを趣味にした国である。 近いから旅費もかからない。 即刻 「脱日本」 すれば良い。
 彼等 「異邦人達」 を抱えている文部省はこの実態にどう答える気か! 何ら責任を感じないのか?

 神奈川県民の方々は、この実態を知っておられるのか?

 伊藤玲子さんは、 「立て直そう日本…女性塾」 を立ち上げて、その幹事長として 「手弁当」 で戦っているのであり、どこかのNGOのように 「機密費」 で動いているのではないのである。

 無抵抗な子供達を 『人質』 にした、悪質極まりない 「狂師たち」 を放任 していては、この国は長くは持たない。
 神奈川県民のみならず、日本国民はこの際真剣に考えるべきである。

 自民党本部でも、教育に関する国民の実体験に基づく 「苦言」 を真摯に受けとめ、教育基本法改正に邁進して貰いたいものである。

  「現状に驚くことなかれ、日本人を信じよ」 という助言もあったが、勿論信じている。
 例えばその様な 「異常な」 教育を受けて育ってきた若者達が、自衛隊に入隊して4ヶ月間の 『入隊教育』 を受けると、見事に本来の愛国心を取り戻すのだから決して 『修正』 は不可能ではないと確信している。
 空幕の教育課長時代も、航空教育集団司令部の幕僚長時代も、若若しく新鮮な 『新隊員達』 に接して、教官達の熱意ある指導の成果をいくらでも 「目撃」 しているから、決して 『日本人の底力』 を信じていないわけではない。
 しかし、その様な 『良い環境下』 に恵まれなかった少年少女達は、道を踏み外す公算が大きい事もまた事実である。
 これは実に 「勿体無い」 ことではあるまいか?穢れなき純真な子供達が、 『これ以上穢れ様もない醜い1部の大人達』 から、人生行路を間違った方向に導かれるのである。
 国旗・国歌とは別問題かもしれないが、育ちも家も十分過ぎるほど恵まれていて、その上最高学府で高度な教育が受けられる環境下にありながら、人間としての素養に欠けていた?為、オームのようないかがわしい集団に惑わされて、人生を踏み外した青年男女の例だけでも十分だろう。
 これは日本国としては大きな損失である。

 伊藤先生のパンフレットで、お伝えしなかった実例を掲げておきたい。 前記は 『卒業式』 に関する実例であったが、今回は 『海外でひどい目にあう子供達』 の実例である。

事例1英国の公立学校の入学試験で、日本の国旗・国歌の意味を尋ねられたが答えられずに不合格になった。
事例2米国の小学校に入学した時の歓迎会で、 『君が代』 が演奏されたのに座ったままでいると厳しく注意され恥をかいた。
事例3パプア・ニューギニアで、国旗降下の時そのまま仕事を続けていたら突然殴りつけられた。
   この他にも成人のケースでは、足で蹴られた、銃を付きつけられたなどという物騒な事例もあります。

 国旗・国歌について学校で教えられていない為、このような事が起きています。 これは教育の放棄であり、子供達の学ぶ権利の重大な侵害です。

 伊藤玲子さんは、手弁当で孤軍奮闘しておられる。 パンフレットには 『神奈川教育正常化連絡協議会』 とあり、事務局の電話番号が書いてある。 多分彼女の携帯番号だと思われるのだが、特に神奈川県の方々は、迷惑にならない範囲で激励してあげて欲しいと思う。