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 前川喜平は文部科学省の事務方のトップを務めていたにも関わらず、やっていることは違法天下りの斡旋だの、少女買春(容疑)だの、あるいは怪文書作成だの、実にみみっちいことばかりだ。

 こんな人物が文部科学省事務方のトップだったとは、改めて慄然とした。 加計学園問題で 「行政がゆがめられた」 と告発した前川喜平前文科事務次官のことだ。 「座右の銘は面従腹背」 は、すっかり有名になったが、本音を隠し国家に対して 「面従腹背」 だったとは。 「公務員の矜持」 をまるで持ち合わせてはいない。

 8月14日付の東京新聞 「こちら特報部」 で前川は、朝鮮学校への高校授業料無償化の適用についてインタビューに答えている。 取材は4日に行われたものとある。
 記事についた見出しはこうだ。
「朝鮮学校も対象 当然と思っていた」
「他の外国人学校と平等に」
「募る自責 司法で救済を」
「生徒、今も適用訴え…胸痛む」
 この記事で前川は、朝鮮学校が適用外とされた経緯について語り、平成22年4月の制度導入当初、文科省内で無償化の対象に朝鮮学校を追加する前提で検討が進められていた ことを明かした。 しかし同省は25年2月、朝鮮学校を無償化の対象外とする省令改正を行い、10校が不指定となった。

 前川は 「政治の世界で決めたこととはいえ、いくら何でも乱暴だと思った」 と振り返っている。 この時は第二次安倍政権だった。

 無償化をめぐっては広島地裁が7月19日、国が適用対象外としたことを適法と認め、学校側が控訴。 7月28日の大阪地裁では適用対象外を違法とする判決が出ており、国が控訴中だ。

 東京新聞の記事で、前川は大阪地裁判決について 「私から見たら妥当だ」 と評した。 最後に 「高校無償化はいい制度だったと思うし、朝鮮学校を入れるということに光を見ていた。 国が朝鮮学校を対象外としたのは理不尽で不条理。 これを認めるなら法治国家ではない」 と結んだが、北朝鮮が傍若無人の振る舞いで世界的に批判の対象となる中、どこの国の役人だったのかと耳を疑った。

 15日付の産経新聞(東京本社版)によると、前川の批判に対し、現職の文科省の職員からは 「係争中の案件について、踏み込んだ発言をするのはやり過ぎだ。 古巣のことを何も考えていないのだろう」 との声が聞かれたという。

 さらに驚くべき事実がある。

 前川は自身の講演で、平成27年9月に安保法制に反対した学生団体 「SEALDs(シールズ)」 などが国会前で行った集会に参加していたことを明かした。 当時、前川は文科審議官で翌年の6月、事務次官に就任した。

 前川は今月2日、福島市で開催された 「前川さん大いにかたる」 で講演した。

 前川は 「ここだけ内緒の話ですけど、2年前の9月18日、国会前にいたんです」 と切り出し、 「集団的自衛権を認めるという解釈は成り立たない。 立憲主義に反する」 と主張した。 デモに参加した動機については 「私は個人的には、安保法制は、集団的自衛権に基づく条文はすべて憲法違反だと思います」 と話した上で、 「あの法律は作るべき法律ではなかったと思っていますので、そのためには一個人として、一国民として正門前に私は声を出す場がなければいけないと思ってですね。 声を出すといったって、みんなに混じって言ってたんですけど。 みんなに混じって言ってただけで、しかも行ったのは9月18日の1回きりですからね。 あの日はですね。 今日行かなきゃもうないと思ったんですね。 その日は安保法制が参議院で成立した日ですから」 と語った。

 そして、 「ただそれはですね、バレてませんでしたから。 これ、バレてたら事務次官になってなかったんです、おそらく」 と軽口をきいた。

あまりの軽率さに、7月に行われた閉会中審査での加戸守行前愛媛県知事の発言を思い出す。

 「そこまで想像をたくましくしてモノを言う人なのか。 安倍首相をたたくために…」 「自分の後輩ながら精神構造を疑った」 と。

 前川は東京・歌舞伎町の 「出会い系バー」 に出入りしていたことについて、 「女性の貧困について実地の視察調査」 と真顔で強弁していたのを思い出す。 前川は7月10日の閉会中審査で、 「 『調査』 という言葉は適切でなかったかもしれない」 とあっさり発言を修正していた。

 前川が果たして信用に足る人物か、もう一度問う。 そして、この人については 「独善」 という言葉しか思い浮かばない。

 憲法第15条2項は 「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」 とある。 講演で明かした事実だけでも、前川を事務次官にしたのは大失敗だったと言えるが、そもそも公務員にふさわしい人物だったのか。 それさえも疑わしい。






   


 前川喜平は 「文科省、政府への信頼を損ねた。 万死に値する」。
 衆院予算委員会の天下り問題に関する集中審議でこう述べている。
 謝罪を重ねたはずではなかったか?

 天下り行政のトップが前川喜平本人で、彼を頂点とした文科省全体が歪んでいたのではないのか?
 その典型が、天下り斡旋である!
 この法律違反を省全体で行っていて見つかって開き直っている。

 自身は責任を取らされ辞任に追い込まれたと思っている。
 自身は悪いことをしたとは思っていないのだろう!

 情けない話である。
 日本の教育をつかさどる省庁のトップの感覚にはあきれてしまう。

 そのほか、出会い系のバーに行ってそこに働く子たちの貧困調査?
 もうあきれるのもほどがある。

 文科省のトップが一人で出会い系バーの従業員の貧困調査
 誰が信じるか

 本当に貧困調査なら文科省の役人に命じて徹底的に調べればよいことではないのか?

 それほど暇があるなら教育行政を考え、日本人の学力低下を防ぐ方法を考えて実行してほしい!





( 2017.05.30 )

 調


 前文科省事務次官・前川喜平の発言に、日本中がなんとも言えないモヤモヤした空気に包まれた。 「出会い系バー」 に通っていた理由について、 「女性の貧困について、ある意味実地の視察調査の意味合いがあった」 と釈明したからである。 なぜ前川はこのような “嘘みえみえの発言” をしたのか。

 先週、日本中がなんとも言えないモヤモヤした空気に包まれた。

 国会で大騒ぎになっている 「総理のご意向」 文書を本物だとぶちまけた、前川喜平・前文科省事務次官が 「出会い系バー」 に通っていたという読売新聞の報道を事実と認めつつも、その理由を 「女性の貧困について、ある意味実地の視察調査の意味合いがあった」 と釈明したのである。

 ご存じのように、文部科学省は教育を所管している。 待機児童やイジメ問題の現実を見るために身分を隠して保育所や教育委員会に潜り込むとかならばまだしも、マジックミラーごしに女性をチョイスし、小遣いをちらつかせて店外デートの行き先を 「交渉」 するような大人の社交場で、女性の貧困を潜入調査してくれなんてことは国民は誰も頼んでいない。

 百歩譲って、前川が言うように、援助交際に走る女性たちと実際にメシを食ったり小遣いを渡したりしなくては見えない 「文科行政、教育行政の課題」 というものがあるとしても、ひとつの店に多い時は週3日も通いつめて 「常連」 になる理由はまったくない。


 なんてことを言うと、 「そんな個人の人格攻撃はやめろ!」 というお叱りの言葉が飛んでくるかもしれない。

 前川を 「ヒトラー安倍の恐怖政治に屈しない正義の官僚」 として持ち上げている朝日新聞や民進党のみなさんからすれば、 「出会い系バー通い」 は官邸が前川の社会的評価を貶めるための印象操作なのだからスルーしてやんなさいよ、という主張なのだ。

 あれが 「告発潰し」 なのは明らかだ。 ただ、だからといって、あの 「おもしろ回答」 に目をつぶれという理屈には大きな違和感を覚える。

 もしも加計学園問題の全貌を本気で解明しようというのなら、前川の 「出会い系バー通い」 が本当に 「貧困調査」 なのかという検証も避けては通れない。 というよりも、このあたりの釈明から、一連の獣医学部新設をめぐるドタバタの 「本質」 が見えてくるのではないかと考えている。 なぜなら、前川という方が官僚としての 「面子」 をなによりも重くとらえていることが、この苦しい言い訳から痛いほど伝わってくるからだ。


 官僚トップの 「面子」 があったのか

 もし前川が 「出会い系バーで貧困調査」 なんて 「おもしろ釈明」 をせず、 「日ごろのストレスを発散したくて若い女性とデートしたかった。 でも買春はしてません」 とか潔く答えていれば、日本中からここまでツッコミを入れられることはなかったはずだ。 朝日新聞だったら 「事務次官だって人間だ、出会い系バーに通って何が悪い!」 とか人権的な観点から援護射撃をしてくれただろうし、せっかくの 「告発」 にもケチがつかなかった。

 にもかかわらず、無理筋の釈明をしてしまったというのは、やはり官僚トップの 「面子」 があったとしか考えれないのだ。

 それを踏まえると、今回の 「行政がゆがめられた」 という 「告発」 も同じような背景があるように見えてしまう。 つまり、政権の不正を正すためというよりも、単にご自分の 「面子」 を守るためにやっているように思えてしまう。

 それがいったいどういう 「面子」 なのかということを分かっていただくには、そもそも 「獣医学部新設」 というものが文科省と、前川にとってどのようなものかということを説明しなくてはいけない。

 前川も言っているが、文科省は文部省時代から長く獣医学部の新設に難色を示してきた。 昭和51年(1976年)の 「獣医師問題検討会報告」 (農林水産省)などの需給予測をもとにして、昭和54年(1979年)以降、獣医学部の定員抑制方針というのを一貫として続けているのだ。

 この背景には、民進党の玉木雄一郎幹事長代理にも働きかけていた日本獣医師会からの猛烈なロビイングがあることは言うまでもない。

 ハタからみると、どうしても参入障壁を上げて既得権益を守っているような印象しか受けないが、獣医学部をつくって獣医が多くなりすぎると、しょうもないことをする輩も出てきて、 「質」 が落ちるというのが獣医師会のロジックである。 このあたりはやはり 「国家戦略特区」 によって38年ぶりの医学部新設を押し切られた、日本医師会の主張とよく似ている。

 ちなみに、獣医師会が本気で 「数より質」 にこだわっているのは、1984年4月1日の朝日新聞を読むと嘘ではないことが分かる。 獣医師会が個人会員に対して10年以上、厳しい広告規制をかけていたことを認め、公正取引委員会が問題視していたというのだ。


 前川が 「正義の告発者」 になるまでの背景

 このように、とにかく獣医師を増やしたくない獣医師会が 「獣医学部新設」 の重しとしてすがっていたのが、自民党の 「文教族」 である。

 「獣医師問題議員連盟」 にはこれまで森喜朗、麻生太郎、高村正彦、鳩山邦夫という文教族が文教族がズラリと名を連ねており、そこには前川の義理の弟で、森内閣で文部大臣を務めた中曽根弘文参議院議員も含まれている。

 ちなみに、中曽根さんの政治団体の収支報告書(平成23年分)を見ると、前川の実兄で、前川製作所の前社長を務めた前川昭一さんとご親族が、政治資金パーティーに計200万円を支払っている。 前川と中曽根さんが文科官僚と政治家という立場を超え、 「ファミリー」 として強い結びつきがあることがうかがえよう。

 こういう事実関係をひも解いていけば、前川にとって 「獣医学部新設」 がどのような意味をもつかが見えてくる。 獣医師会という業界もノー、文部省時代から諸先輩たちもノー、そして義弟もいる自民党文教族もノーということで、 「文教ムラ」 に生きる者として絶対に認めてはならぬタブーなのだ。 本来なら、前川は歴代の事務次官のようにこの動きを未然に潰さなくてはいけないのだが、官邸が岩盤規制に穴を開けるためにつくった 「国家戦略特区」 の前になす術もなかった。 つまり、官僚トップとしての 「面子」 が丸つぶれになった形なのだ。

 そうなると、自分をコケにした官邸に対して恨み節のひとつもぶちまけたくなるのは分からんでもない。 おまけに、天下りのあっせんをしていたことが暴かれて、国会で吊るし上げられて 「万死に値する」 なんて謝罪をさせられただけではなく、辞めた後には追い打ちをかけるように 「懲戒処分」 まで出された。 入省した時から 「未来の事務次官」 ともてはやされてきたエリート官僚の 「面子」 は、安倍官邸によってズタズタにされたのである。

 このように 「獣医学部新設」 と、前川が 「正義の告発者」 になるまでの背景を振り返っていけば、 「行政がゆがめられた」 という言葉を、そのまま素直に受け取ることはできないだろう。

 あまり注目されていないが、実は文部科学省では獣医師会の主張する 「質」 を上げるための施策として、各地の大学の獣医学部や獣医学科を連携させる 「共同獣医学部・獣医学科・協定」 を後押ししてきた。 海外と比較して恵まれていると言い難い獣医学教育の教員や施設を複数の大学で共有するといういわば 「養成機関の絞り込み」 の方向で動いていたのだ。

 そんな苦労をしている中で、四国エリアにないからという理由で新しい獣医学部がポコンとつくると聞いたらどうか。 俺たちが今まで必死にやってきたことを無駄にする気か、と官邸の 「横暴」 に腸が煮えくり返るのではないか。 つまり、前川の言う 「行政がゆがめられた」 という言葉の裏には、純粋に文科省の 「面子」 を潰されたことへの怒りもあるのだ。

 そんな 「妄想」 は、安倍晋三総理が加計学園に便宜を働いた問題から論点をすりかえているのだ、という人がいるが、論点ずらしで言えば、民進党や朝日新聞も目くそ鼻くそだ。


 支離滅裂なロジックを言ってしまう

 菅義偉官房長官が言っているように、自民党文教族がガッチリガードしていた岩盤規制に勇ましく切り込んだのは、旧民主党政権である。 そして、それを応援していたのが、今回うれしそうに 「総理のご意向」 スクープを放った朝日新聞である。 民主党本部の陳情要請対応本部に、愛媛県の民主党県連から 「今治市で獣医師養成系大学を設置するための規制緩和」 という要望があがってくる少し前、朝日はこんな援護射撃をしている。
「獣医師の定員を定める20都道府県のうち12の都県で定員割れとなっていた。 北海道で51人不足し、岐阜県で18人、鹿児島県で10人、新潟県で7人足りない。薬剤師や臨床検査技師が獣医師の仕事の一部を肩代わりしている県も複数もある」(朝日新聞 2010年6月10日)
 こんな調子で、 「獣医学部新設」 をたきつけていた両者が、それを実現した安倍政権を目の仇にして叩くというのは、ハタから見ていてあまり気持ちのいいものではない。 政権批判のためのポジショントーク感がこれでもかというくらい伝わってくるからだ。

 霞ヶ関の論理で言えば、安倍首相が 「行政をゆがめている」 のは間違いない。 そこにお友だちが関係していることが確かならば、さっさっと首をとればいい。

 だが、ひとつ忘れていけないのは、霞ヶ関の中でも、特定業界にすりよって行政をゆがめている人々がいるということだ。 そういう人たちを見抜くポイントが 「面子」 である。

 既得権益でがんじがらめになった 「ムラ」 の住人は、自分たちの世界のロジック、自分たちの世界のルールに固執する。 そういう内向きの 「面子」 を守るために、国民の常識とかけ離れたおかしな言動をする。 そんな 「ムラ人」 たちが霞ヶ関にはウジャウジャいるのだ。

  調






( 2017.07.11 )
調
  


 10日、衆議院文部科学委員会での参考人質疑で、前川喜平前事務次官は維新の党・丸山穂高議員の質問に対し、 「調査と言う言葉使いは適切ではなかった」 「個人的行動」 と、出会い系バー通いについて貧困調査ではなかったと証言をした。
丸山穂高「出会い系バー通いを貧困調査と主張するのは無理がある!」
前川喜平「記事を出された前後で官邸からと思われる動きを感じた!!国家権力とメディアの関係は問題があるのでは!」
 昨年の秋に、杉田官房副長官から出会い系バーへの出入りを注意されていることも認めており、貧困調査なら呼び出されて注意を受ける事もなかったはずだ。 貧困調査と言うのは咄嗟に吐いた 『嘘』 という事が確定した。

 前川前事務次官の今回の証言は、個人の趣味である出会い系バー通いを報じた読売新聞への怒りと取れる内容だ。 にもかかわらず、マスコミは重要な部分カットして報じている。


 丸山穂高議員の質疑部分書き起こし

 質疑を書き起こしてみた。
丸山議員の質問 :  あの言い訳ちょっとないんちゃいますか?という、非常に多くな声をうかがいます。
それは、どうして行ったんですか?と言うと、女性の貧困の実地調査なんだっていうお答えをされたと。
そんなん、そんなアホなこと、そんなことないでしょうと。
そしたらどうやってその政策に、それが反映されたんですか?部下に指示されたんですか?って言われたときに非常に厳しいと思うんですよ。
この点、非常に他の部分誠実にお答えいただいてるのに、この部分があるが故に、この方、大丈夫かな?って国民の皆さんに、変に不安感を与えてしまっていると思うんですけど、この点について、まあ、どう思われるか、また全体として公益通報の中でこう言った話が出てきたとお考えなんだと思うんですけど、それも踏まえて率直に、国民の皆様にご説明いただけますか?
前川参考人の回答 :  ええ、まあ 「調査」 という言葉使いは確かに、あまり適切ではなかったかも知れません。
まあ、私としてはこの個人的な行動がですね、どうして、この全国紙で報道されるのか。
この件につきましては、私も記者会見などで明らかにしてますけども、昨年の秋に、すでに杉田官房副長官からは、その事実関係について聞かれ、また、ご注意も受けたという経緯がございます。
そのことがなぜ、5月22日の読売新聞に出たのかと、このことを問題にすべきだと私は思っております。
ええ、私はこの、この記事が出た前後でですね、ええ、官邸からのアプローチと思われる、そういった動きも感じましたし、私がこの官邸と、この読売新聞の記事とは連動しているというふうに、私は主観的にはですね、感じ取ったわけであります。
それは何らかの私に対するメッセージであろうと、そのように感じましたし、そういったことがもし私以外のものにもですね、行われているとしたらですね、これはこの国の国家権力とメディアの関係は非常に問題があると。
もしそれが横行してると、もしするならばですね、これは国民として看過できない問題であると、思っている次第であります。
 どうでしょう?
 前川喜平前事務次官の答えの前半部分、これをカットして報じているマスコミもあるようですが、これは貧困調査と言うのは嘘で、個人的趣味で出会い系バーに通っていたという事ではないでしょうか?
 昨年の秋に官邸に呼び出され杉田官房副長官に注意された際に、どうして 「貧困調査」 と説明して弁明しなかったのかという疑問がこれで解決しました。

 また、読売新聞の記事が官邸からのリークである可能性が高いことは否定しないが、前川前事務次官の 「顔」 は出会い系バーでは知られており、天下り問題でメディアで取り上げられた際に、常連客や女の子が気が付いて通報した可能性も捨てきれない。 これが丸山穂高議員が言う 「公益通報」 であったのかもしれない。

 それにしても、前川前事務次官を擁護する側から飛び出した 「前川に助けられた」 人達はなんであったのか? あの、証言の数々が捏造や虚言であった可能性を疑わざるを得ないだろう。





( 2017.07.13 )

     



 出会いカフェ常連のワリキリ女子が告白

 「けっこう浪費家なんで。 服とバッグにお金かけちゃう。 こないだもバーキン買って。 接客バイトとかやりたくないし、アタシ、効率重視なんです。 立ちっぱで時給800円とか絶対無理。 だったらワリキリのがいいじゃん、って」

 新宿・歌舞伎町のど真ん中。 居酒屋、雀荘、日焼けサロン、あらゆる店が集う雑居ビルの2階で、浜崎あゆみを細くしたような21才の女子大生が話す。

 《各テーブルで今夜も恋の芽散乱中》 を謳う出会いカフェ 『L』 の店奥。 15席のカウンターの端で、あゆみは肩に掛かるほどカールした茶髪をいじりながら、しきりに 「ワリキリ」 を連呼した。 花柄のひざ上スカートに白のカットソー。 生足をさらけ出し、カルアミルクを流し込む。

 文科省の前事務次官、前川喜平(62才)が 「実地調査」 で通い詰めた店である。 7月初旬のある夜、ここで働く女性の生態を “調査” すべく、店に入った。 南国のモンステラの葉が壁一面を覆う店内には、カウンター席の他、ガラスで仕切られた向かい合わせの席がある。

 1時間1ドリンク付きで3500円、2時間4800円。 女性は無料。 ドリンク飲み放題、スナック菓子食べ放題。 席に座ると、男性の手元にはピンク色のメッセージカードが置かれる。 ニックネーム、職業、血液型を書き、 「食事」 「カラオケ」 「飲み」 「女の子におまかせ」 の4項目から1つを選択。 全て記入したら店員経由で気になる女性に送る。 先方がOKの場合、相席して “次の予定” を交渉する。

 この夜、店内には9人の女性がいた。 ミニスカワンピの20代前半から、スーツを着たアラフォーまで、さまざま。グラスを片手にスマホをいじり、男性からの指名を待つ。 一晩遊ぶ男を求め、あるいは交際相手を求め、店に集った素人女性である。
「ま、多くが “ワリキリ” 目的だけどね。 要は、エンコー。 お金のために割り切って寝ますってこと。 前川さん、よく来てました。 あたしも指名されたことあるんで。 貧困調査なのかなぁ。 教育問題とか難しい話をしてたけど。 『このあと外出る?』 みたいな交渉もあった。 アタシは断ったけど、ついてく娘もいた」
 あゆみが通うのは、都心の超有名私立大学。 文学部英文学科でヴォルテールを学ぶ。
「高校は地元の宮崎の進学校で、超ガリ勉でした。 両親は教師。 小さい時からメチャ厳しくて。 テストの点数悪いとオモチャ捨てられてましたから。 でも暗記ものは得意で、入試は意外にサクッと」
 念願のひとり暮らし。 で、すぐに弾けた。
「1年のときはイベントサークル入ってました。 彼氏もできたけど、基本チャラくて。 半年も続かなかったな。 親からの生活費は4万円。 全然足りないですよ。 2年夏頃かな、友人と一緒に 『L』 に行ったら、ヤリ目的の男がわんさか。 しかもこの店、金額は各々の交渉次第。 1晩10万でもいいんです。 風俗と違って、嫌な相手とはやらなくていいし。 ま、ワリキリは基本2.5から3万くらいで落ち着きますけどね。 ご飯だけだと5000円」
 店に行くのは週1~2日。 これで月15万~20万円の稼ぎになる。 見知らぬ男と寝ることに、罪悪感はない。
「テニサーの連中なんか、やりまくりですよ。 とっかえひっかえ。 それと何が違うんですか? 男はHできて嬉しい。 私はお金もらえて嬉しい。 被害者がどこにいるの。 ノルマもなければシフトもない。 効率を考えたら最高でしょ」
 もちろん、親は知らない。
「アタシがこういう店にいること知ったら、気絶すると思う(笑い)。 でも時代錯誤です。 40人の語学クラスの中で、キャバやってる娘3~4人いますから。 AV出た友達もいるし。 むしろ性欲ためて鬱屈した男を救っていると思う」
 実にあっけらかんと、あゆみは言う。





( 2018.04.04 )

     


 1996年の流行語大賞にも入賞した「援助交際」とは、若い女性があらかじめ対価を決めて、男性とデートや食事、ホテルへ一緒に行くことを指す隠語だった。それから約20年が経ち、SNSの普及によって、その「援助交際」を副業のようにして暮らす女性も出現している。 社会人として地道に働く傍らで援助交際をやめられない女性の実態に迫った。


 SNSとスマホの普及で個人営業が簡単になった

 東京都東部に住む派遣社員のA子(二十代)は、勤務先の大手OA機器メーカーの営業所を17時ぴったりに出ると、電車で千葉県某市の繁華街まで移動し、カフェに入った。 その十数分後には、カフェの前に30代前半と思われる男性が現れる。 スマートフォンに目を落としていた男性が、カフェを出てきたA子の姿に気がついた。

 「A子さんですか? 初めまして。 とりあえず軽くメシでも行きますか」

 「お腹減ってるんですー」

 「何か食べたいものとかありますか?」

 「初めまして」 という挨拶を除けば、妙齢の男女が仕事後に落ち合い、 食事などを取って “デート” しているようにしか見えない光景。 だが、食事後に二人はスムーズにとラブホテルにチェックインすると、A子は男性から現金三万円を受領した。 デートの待ち合わせに見えたあの場面は、まさに 「援助交際」 が始まる瞬間だったのだ。

 A子は東京都下の女子高に通っていた10年ほど前、知人に誘われて初めて 「援助交際」 に手を染めた。 当時はスマホもなければツイッターなどのSNSもなく、いわゆる 「出会い系掲示板」 にガラケーで書き込み、相手を募ったという。

 その後、大学に入って彼氏ができても、寂しかったり退屈だったりする時には “暇つぶし” に、また少々物入りの時には 「援助交際」 をすることによって生活してきた。 社会人になってからも、職場で嫌なことがあったり疲れを感じると、同様に 「援助交際」 をすることでストレスを発散したと話す。 A子にしてみれば、援助交際はなんら悪いことではなく、もはや生活の一部とすら言って良い 「日常」 だ。
「売春が悪い、っていうのはウソでしょ。 違法なのは管理売春とか未成年の売春で、しかも未成年が売春したとしても悪いのは買った方。 男にご飯やホテル代、服代をおごってもらってヤラせる、っていう普通の女もやってることと、どこが違うの?」(A子)
 開き直るA子の言うとおり、性交を前提に、男女間に金銭の授受が発生することそのものは違法にならない。 女性が誰かに 「管理」 されていたり、未成年であったりすれば、それは違法になる。 そしてA子にしてみれば、正式な交際関係にある男女間でもモノやカネのやりとりは普通であり、その延長線上に性行為があるという。 どこに違いがあるのか、そう訴える。

 援助交際歴が10年を越えようとしているA子だが、危ない目に遭わなかったわけではない。 ストーカーに追われ、知らない間に裸の映像を撮影されて、脅迫されたこともある。 親にもバレて、家族仲が不安定になったこともあった。 それでもやめなかったのは、一度、風俗店で働いた経験が影響をしていると説明する。
「合法の風俗店でも危ない目には同じくらいあったし、禁止されている本番行為をこっそりやっている子なんてゴマンといるし、まさに違法なはずの管理売春そのもの。 未成年が働いていることだって珍しくないし 、私が個人的にやっていることよりもひどくない? と思う。 なのに面倒なことが多いし、店に何万円も抜かれるし、出勤しても客がつかなければ手取りゼロの日もある」
 かくして個人的に身を売る生活を続けているというA子だが、その副業によるリスクや、続けることによる将来への不安を感じていないわけではない。
「病気とか怖いし、将来子供産めるのかな、ちゃんと結婚できるのかな? と思うときはある。 でも、周りの友達だって、結婚を焦っていろんな男と会ったり、Hさせまくったりしてる。 そういうのを見ると、売春やっても別にいいのかなって感じる。 お金が儲かる分、マシなんじゃって」
 もちろん、援助交際をしていることを知人や歴代の彼氏に告げたことはない。 犯罪ではない、と開き直る一方で、少なからず後ろめたさを感じているからだ。 しかしA子は最近、体を売ることへのハードルがさらに 「下がっている」 とも断言する。 それはスマホの出会いアプリを使用するようになってからであるという。
「結局は “みんなやってるし” ってのが現実じゃん? 不倫専用出会アプリ、なんてのもあるくらいだし “みんなやってんじゃん!” って思わせてくれる部分に安心する。 実際、出会ってエッチするのは問題ないでしょ? エッチする前におごってもらうのだって、別に問題ない。 そうやってハードルが下がっていって、アプリ使って出会うのも、出会ってお金もらってエッチするのも、だんだん普通になってくる。 ほら、私みたいに ”フリーの風俗嬢” 的な人が増えるの!わかる?」