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“日本”とい国は、狂ってきている!



 大学生の基礎学力不足を補うため高校の課程を補習させる取り組み( リメディアル教育 )に対して、文部科学省は来年度から補助金を交付することを決めました。
 大学、短大、高等専門学校から公募し、審査に合格した学校に年間2000万円以内の補助金を交付するということです。

 大学で高校の補習授業を行なっていると聞けば、そんなバカなと思う けれど、実際は国公私立の大学の33%で高校時代の授業内容を復習させる補習事業を行なっているのです。
 通常は高校での学習が身についたから、その上の知識を身につけ、教養ある人間になるために大学に行く のではないでしょうか?
 もっとも私が学生のころも、大学1,2年の時は教養講義がほとんどで、こんなこと高校でやったことの延長じゃないか、何でまたこんな事をバカらしいと思ったものでしたが、さらにその前段をやるというだから、呆れてしまいます。
 そのうえ、来年度から 文科省が高校補習授業に補助金を出して奨励する という事になったそうであります。 まったく驚く限りです。 高校レベルの大学に高い授業料を出して入学する意味があるのでしょうか。
 教育こそグローバルスタンダードで臨むべき分野だと思うのですが、こちらは不易で、国内ローカルルールを頑なに守っています。
 昔から、大学はすぐに専門科目を履修できる場所にすべきというのが持論でしたが、大きく後退しているのが現状のようです。 これでは日本の将来は危ういとしか思えません。

文部科学省、高校時代の授業内容を復習させる補習授業などの取り組みに補助金を交付する方針
( http://sankei.jp.msn.com/life/education/080924/edc0809240116000-n1.htm )
大学の高校補習に補助金

来年度から文科省 学力低下に対応
2008.09.24

 希望すれば誰でも大学に進学できる 「全入時代」 に事実上突入するなか、文部科学省は来年度から、新入生に高校時代の授業内容を復習させる補習授業などの取り組みに補助金を交付する方針を決めた。 大学生の学力不足が指摘されるなか、各校が学生の学力向上に取り組むよう促す狙いだ。

 文科省の調査によると、高校時代の補習授業を導入している国公私立大は平成18年度時点で33%( 234校 )。 国立では、香川大工学部が18年度から新入生を対象に、数学と物理の補習授業を始めている。

 少子化の一方で大学数が増え続けて進学が容易になり、 「全入時代」 に事実上突入し、学生数を確保するために推薦・AO入試で一般入試を経ない大学生も増えている。 このため、大学関係者からは 「高校の授業内容の理解が乏しいため、大学の専門教育についていけない学生が増えてきた」 との指摘が上がっている。

 このため、文科省は、大学生らに高校の授業内容を復習させる機会を広げる必要があると判断した。

 来年度から行われる取り組みは、大学、短大、高等専門学校から公募。 同省設置の有識者委員会の審査で合格すれば、年間2000万円以内の補助金を1~3年間交付 する。

 大学生の学力向上策として、高校の授業内容の復習のほか、文科省は、安直な単位認定を厳しくし単位を実質化させるための学習支援策( 成績評価の厳格化 )など学生の学力向上を支援する取り組みも各校に促す。

 大学生の学力低下に詳しい和田秀樹国際医療福祉大教授は 「中学レベルの学生を受け入れてきた大学側にも問題がある。 補習授業などへの補助金交付を否定はしないが、大学入学段階で一定の学力を保証する 『高大接続テスト』 を導入し、入学時点で厳しくすることが先決ではないか」 と話している。


Yahoo意識調査
~ 「大学の高校補習への補助金」 反対多数 ~

高校生レベルの知識に乏しく、大学の専門教育についていけない大学生のために行う補習授業に文部科学省が補助金を出すそう。 あなたは、大学が行う 「高校授業の補習授業」 に補助金を出すことに賛成? 反対?
( 実施期間:2008年9月24日~2008年10月4日 )

  賛成  1,904  7.7%
  反対  20,338  82.2%
  条件付賛成  2,507  10.1%
  総数  24,749  100.0%

ひと言メモ:  「知識もないのに大学に行くべきではない」 「大学入試が機能していないのが問題」 「義務教育ではないのだから」 「実力がないのに入学させた大学が責任を負うべき」 など、補助金に対しては厳しい意見が大多数となりました。 賛成派からは 「学力の底上げは急務」 「基準に満たない者に修了証明を出す方が問題」 といった意見も寄せられていましたが、補助金に対する厳しい見方を覆すのは難しいのかもしれません。


大学での高校レベルの補習授業に補助金について考える

 大学入学者の学力低下の問題ですが、学ぶ内容が削減され、大学進学率が上昇しているのですから、学生の学力が低下していることは、なにも不思議なことではありません。

 入試レベルの低い大学だけの問題ではなく、レベルが高い大学であっても、過去と比較すれば学力は低下しているはずです。 しかし、それに合わせて 「大学卒業時のレベルも下げていいよ」 とは誰も言いません。 ( 実際に下がっているかどうかは、別として ) したがって、その全てのしわ寄せを、大学がかぶることになります。 そのしわ寄せに補助金を出すということです。

 「そんなものが必要な学生は大学に来なくてよい」
 「そんなものが必要な大学は潰れてしまえ」
 「いや、そもそもそんな学力で高校を卒業できるのがおかしいでしょ」
 …という声が聞こえてきそうですね。

 補助金が出る出ないに関わらず、大学は、必要であればリメディアル教育をします。
 もともと、大学も喜んでリメディアル教育に取り組んでいるわけではありません。
 大学が求めるレベルの学生だけを入学させていたのでは、学生が十分には集まらないから、合格ラインを下げざるを得ない。 あるいは、受験科目を減らすから、不十分な科目が出てくる。
 合格基準を緩めるのは大学の事情ですから、その分、大学の責任としてリメディアル教育に取り組むということでしょう。
 これはもう、 「無策よりはマシ」 という極めて現実的な対処ですが、そのこと自体は否定されるものではありません。
 これまで、GPなどでは、リメディアル教育は対象にはなっていなかったはずです。
 もちろん、今回の補助金の対象も、何もリメディアル教育だけを対象としたものではないはずです。
 それでも、やはりリメディアル教育が補助対象になることには、違和感を感じざるを得ません。
 補助金を出すということは、 「リメディアルをやるべし」 と国が言っているのと同じです。

 「受験生全体の学力が落ちても、定員を割っても、ウチは一定レベル以上の学生しか取りません」 という大学があってもいいと思います。 ( 経営が成り立つかどうかはわかりませんが ) それは、大学の判断と責任です。
 「学力が足りなくても、補習にお金を出すから、学生を入学させるべし」 というのが、国のメッセージなのでしょうか。
 これは、大学も望んでいることなのでしょうか?


 大学の高校補習に補助金 来年度から文科省 学力低下に対応だとぉ~ ふざけるナ!
 大学生に値しないような学生を大学に入学させるということをやっておいて( その低レベルの大学にも既に補助金が交付されているだろぉ~に! )、さらに高校レベルの補修に補助金かよ。
 もうこうなると文部科学省は三流官庁などではなく、誤留いや五流官庁だな!
 和田秀樹 :「補習授業などへの補助金交付を否定はしない」
 莫迦か?! 和田秀樹 といい、香山リカ といい、精神科医という肩書きでマスゴミに露出する医者はどぉ~して自己診断すらできないんだろう?
 こんな補習事業にかかる費用など全額自己負担でよい。
 どうして “真面目に勉強しない奴”“やる気のない奴” が優遇されるのか!


大学2割 「高校補習」

世界史・数学 必修漏れ対策

 高校で習う学習内容の補習を教育プログラムに採り入れる大学が全国的に増えている。 入試科目の減少や受験生の 「学力低下」 などを背景に90年代から広がり始め、現在では全大学の約2割を占める。 加えて必修科目の履修漏れが相次いで発覚し、大阪大( 大阪府吹田市 )も来年度から、高校の教科書を使った世界史の授業を始める。
 大阪大の授業は、高校世界史の内容を十分に理解していない学生を主な対象にした 「市民のためのアジア史」 「市民のためのヨーロッパ史」。 高校の教科書を使い、一般教養課程の正規科目として、半年間で各2単位を認定する。
 大阪大大学院文学研究科の桃木至朗教授( 東洋史学 )らが9月に設置を提案した。 履修漏れ問題が発覚する前だったが、高校で世界史が十分に教えられていないことは、高校の歴史教員らとつくる研究会などで以前から聞かされていたという。 「第2次世界大戦についてほとんど知らない学生、黄河も揚子江も知らずに平気で中国史の授業に出る学生がいる。 これでは社会に出て困ることになる」
 摂南大( 同府寝屋川市 )では、工学部の教育センター学習支援室が04年度から補習授業をしている。 非常勤を含めた講師9人が高校レベルの数学、物理、情報処理、英語をほぼ1対1で教える。 「高校のおさらい」 の位置づけで、単位認定はしていない。
 同支援室を担当する井上雅彦教授は 「入試に必要ない科目は勉強していなかったり、十分に理解していなかったりするケースが多かった。 補習の効果は大きい」 と話す。
 文部科学省によると、単位認定を伴わない補習授業をしている大学は、統計を取り始めた96年度は52大学だったが、98年度には105大学に倍増。 現在は159大学と、国公立を含めた全大学の2割を超える。
 琉球大では、理系学部で数学と物理、化学について高校レベルを含む入門クラスを用意。 私立の関東学院大では、工学部で数学などの基礎科目を重視したカリキュラムをつくり、 「学生支援室」 も置いた。 「補習の時間を設けていなくても日々の授業で高校の学習内容を補わざるを得ない」 という大学関係者も多い。
 東北大学の荒井克弘副学長は 「学生の知識不足は、ゆとり教育が導入された約20年前に始まった。 能力が低下したのではなく、小中高での学習範囲が狭まったせいだ」 と指摘する。
 推薦入試やAO( アドミッション・オフィス )入試など、一般入試以外の方法で入学する学生の増加も要因の一つとされる。 06年度には全私大の入学者の49%に達し、入学者の学力レベルが一定とは言えなくなっている。 これに高校の履修漏れ問題が拍車をかけた形だ。
 大学での補習教育のあり方などを考えようと、昨春発足した日本リメディアル教育学会の小野博会長は 「学力不足の学生を 『切り捨て』 ては大学運営は成り立たない。 入学させた以上、リメディアル( 補習 )教育は大学の使命でもある」 と話している。
( 朝日新聞 )